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2月23日は富士山の日

 

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今日は何の日?

2月23日は富士山の日

 

山梨県河口湖町が2001年12月に制定しました。


制定理由は「ふ(2)じ(2)さん(3)」(富士山)の語呂合せと、この時期、富士山がよく望めることから。

 

 

富士山は、静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と、山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨る活火山です。


標高3776.24 m、日本最高峰(剣ヶ峰)の独立峰で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られています。


数多くの芸術作品の題材とされ芸術面で大きな影響を与えただけではなく、気候や地層など地質学的にも大きな影響を与えています。


懸垂曲線の山容を有した玄武岩質成層火山で構成され、その山体は駿河湾の海岸まで及びます。

 

古来霊峰とされ、特に山頂部は浅間大神が鎮座するとされたため、神聖視されました。
噴火を沈静化するため律令国家により浅間神社が祭祀され、浅間信仰が確立されました。


また、富士山修験道の開祖とされる富士上人により修験道の霊場としても認識されるようになり、登拝が行われるようになりました。


これら富士信仰は時代により多様化し、村山修験や富士講といった一派を形成するに至ります。


現在、富士山麓周辺には観光名所が多くある他、夏季シーズンには富士登山が盛んです。

 

日本三名山(三霊山)、日本百名山、日本の地質百選に選定されています。また、1936年には富士箱根伊豆国立公園に指定されています。


その後、1952年に特別名勝、2011年に史跡、さらに2013年6月22日には関連する文化財群とともに「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で世界文化遺産に登録されました。


日本の文化遺産としては13件目です。富士の山とは詠んだとしても、「ふじやま」という呼称は誤りであり、愛媛県大洲市柚木にある冨士山(とみすやま)とは字も呼び方も異なります。

 

 

富士山についての最も古い記録は『常陸国風土記』における「福慈岳」という語であると言われています。


他にも多くの呼称が存在し、不二山もしくは不尽山と表記する古文献もあります。また、『竹取物語』における伝説もあります。


「フジ」という長い山の斜面を表す大和言葉から転じて富士山と称されたという説もあります。


近代以降の語源説としては、宣教師・バチェラーは、名前は「火を噴く山」を意味するアイヌ語の「フンチヌプリ」に由来するとの説を提示しました。


しかし、これは囲炉裏の中に鎮座する火の姥神を表す「アペフチカムイ」からきた誤解であるとの反論があります。その他の語源説として、マレー語説・マオリ語説・原ポリネシア語説等があります。

 

明確に「富士山」と表記されるに至るにおいては駿河国富士郡に由来するとするものがあり、記録としては都良香の『富士山記』に「山を富士と名づくるは、郡の名に取れるなり」とあります。

 

 

地質学上の富士山は典型的な成層火山であり、この種の火山特有の美しい稜線を持ちます。


現在の富士山の山体は、大きく分けて下記の4段階の火山活動によって形成されたものだと考えられています。

先小御岳(せんこみたけ)火山
小御岳(こみたけ)火山
古富士(こふじ)火山
新富士(しんふじ)火山
この中で先小御岳が最古であり、数十万年前の更新世にできた火山です。


東京大学地震研究所が2004年4月に行ったボーリング調査によって、小御岳の下にさらに古い山体があることが判明しました。


安山岩を主体とするこの第4の山体は「先小御岳」と名付けられました。

 

古富士は8万年前頃から1万5千年前頃まで噴火を続け、噴出した火山灰が降り積もることで、標高3,000m弱まで成長しました。


山頂は宝永火口の北側1–2kmのところにあったと考えられています。

 

2009年10月に、GPSによる富士山の観測で地殻変動が確認されました。これは1996年4月の観測開始以来初めてのことです。


この地殻変動により最大2センチの変化が現れ、富士宮市-富士吉田市間で約2cm伸びました。これはマグマが蓄積している(活火山である)現れとされています。

 

プレートの観点からは、ユーラシアプレート外縁部で、北アメリカプレート又はオホーツクプレートと接するフォッサマグナ(すぐ西に糸魚川静岡構造線)に南からフィリピン海プレートが沈み込む位置であり(ほぼ、相模トラフと駿河トラフ及び伊豆・小笠原・マリアナ島弧を陸上に延長した交点)、3個のプレートの境界域(三重会合点(英語版))となっています。


富士山下で沈み込んでいるフィリピン海プレートのさらに下に太平洋プレートが沈み込んでおり、富士山のマグマは、東日本にある島弧火山と同様に太平洋プレートに由来するものです。


富士山の火山上の特徴は、日本列島の陸上で他にない均整のとれた山体であること、日本の火山のほとんどが安山岩マグマを多く噴出しているのに対し、富士山は玄武岩マグマを多く噴出すること、側火山が非常に多いことがあります。

 

 

山頂には火口(お鉢)がありこれを「大内院」と呼びます。これを囲むようにして8つの峰がありこれを八神峰と呼びます。


火口の南西側に最高点の剣ヶ峰があり二等三角点(点名は、富士山。標高3775.51m 2014年4月1日改算)、火口の北側には二等三角点(点名は、富士白山。標高3756.23m 2014年4月1日改算)が設置されています。


火口の構造は、国土地理院によると、最深部の標高が3538.7m、火口の深さは約237m、山頂火口の直径は780m、火口底の直径は130mとあります。


登山道を除く8合目より上は、富士宮市にある富士山本宮浅間大社の私有地ですが、県境と市町村境界は未確定です。


2014年1月の富士山世界文化遺産協議会後の記者会見でも静岡県知事の川勝平太と山梨県知事の横内正明は県境を定めないことを明言しています。


国土地理院がインターネット上で公開している地形図では2013年10月から地図上の地点を指定すると住所、緯度・経度、標高が表示される機能が加わりましたが、帰属未確定の地点の場合には近くの帰属が確定している住所が表示されるという設定になっているため、富士山頂(剣が峰)を指定すると静岡県富士宮市として表示されることが山梨県などから指摘され、これを受けて富士山頂の住所表示については非表示になるよう変更されました。

 

 

富士山は1952年10月7日に「名勝」に指定され、同年11月22日に「特別名勝」に指定されました。


山梨県側は富士吉田市・船津村(現・富士河口湖町)・鳴沢村・中野村(現・山中湖村)の範囲が指定されました。


静岡県側は御中道に囲まれる地域全部および富士宮口登山道(富士宮市)と御殿場口登山道(御殿場市)を挟む標高1,500m以上の地域、またこれと重複しない一合目以上御中道に至る富士宮口登山道および須走口登山道(小山町)が範囲となっています。

 

 

富士山への良好な眺望が得られる128景233地点を、国土交通省関東地方整備局が関東の富士見百景として、2005年に選定しました。

 

羽田空港から西に向かう国内便などでは富士山の上空を通過します。その際、機長が富士山を案内するアナウンスをすることが多い。また、新年のご来光を見るための遊覧飛行便も運行されます。

 

富士山の眺望の最遠は2013年現在、和歌山県那智勝浦町です。那智勝浦の色川富士見峠(妙法山とは別)は、富士山頂からの距離は322.9キロで、一番遠く最も西にあるとされます。


また、眺望の北限は2017年1月16日に福島県川俣町と飯舘村にまたがる花塚山(標高919m)と日本地図センターにより認定されました(富士山からは308kmの距離にあります)。


南東方向に約271Km離れた八丈島の三原山からも眺望されます。富士山の見える都道府県は、理論上可能とされていた京都府から2014年に撮影に成功したことにより、20都道府県となりました。