今日は何の日？
７月２９日は肉の日～！
都道府県食肉消費者対策協議会が毎日２９を肉の日と制定しました。
「に(２)く(９)」の語呂合わせです。
基本的に毎月２９日の記念日ですが、夏に向けて体力をつけるためか、７月の肉の日は各店が特に力をいれているそうです。
ちなみに２月９日は肉の日ではありません。
肉とは、動物の皮下組織および筋肉の事です。
単に「肉」というと、皮下組織全般を指し、脂肪組織の層や血管など循環器系と筋肉組織に抹消神経などを指します。
消化器官や心臓など循環器系の一部、脳を含む神経系などは内臓として区分される事もありますが、人間が食料として扱う食肉の場合は動物の内臓も食べる文化もあり、やや複雑です。
肉は生物の肉体、特に動物においては、外界と体内を隔てる壁として体内恒常性の維持に役立ったり、脂肪の形で生存に必要なエネルギーを蓄えたりする機能を持ち、また筋肉は骨を支えとして体を動かす機能を果たしています。
ただ単に肉とする場合は、近世以前の解剖学発達以前的な曖昧な区分でしかなく、生物学的には「肉」と呼ばれる生物の体を構成する組織ではなく、更に細分化された区分が用いられます。
それゆえに「肉」と表現するのは学術的な意図の無い、日常における大雑把な概念で事足りる場合のみになります。
なお植物でも果実の栄養を貯蔵している部分を果肉と呼び、葉の部分でも比較的厚みがある場合は、その内部組織を肉質と表現する場合があります。
肉体の一部を道具などに擬え「肉」を接頭詞とする場合があり、猥雑な意味が無い場合でも機械装置の補正なしに目（眼球）で見る（視覚）ことを肉眼と呼びます。
ワープロなどを用いずに実際に執筆したという意味での肉筆、機械などによらず人間が直接声を発した（場合によってはマイクや電話などを通したものも含む）という意味での肉声なども同様です。
日本語では古来、食肉を産する獣そのものも含めて「しし」と呼んでいましたが、漢語の呉音からきた「にく」に完全にとって代られ、今日では「イノシシ」「ししおどし」などの複合語や、「肉」の異体字の「宍」を「しし」と読ませる人名などに痕跡をとどめるのみとなっています。
