きのこの山・たけのこの里ファン同士の論争は今でも決着がつきませんよね。
どうも、おはこんばんちは。ゆるっぽです。
きのこの山・たけのこの里は長らく「どっちがおいしいか?」という論争が繰り広げられてきました。
ついにはメーカー公式できのこの山・たけのこの里 国民総選挙の投票が行われ始めました。
「きのこ党」「たけのこ党」のほかに「どっちも党」も出てきましたが、この論争は円満にする日は来るのでしょうか?
ところでみなさんは、きのこの山・たけのこの里のほかに実はもうひとつの幻の商品があったのをご存知でしょうか?
その名はすぎのこ村です。
1975年に発売された「きのこの山」、1979年に発売された「たけのこの里」に続く第3弾の商品として1987年に発売されました。
すぎのこ村は棒状のスナックにアーモンドがぎっしりまぶされてチョコでコーティングされたお菓子でした。
近いもので言うと森永から出ている小枝ですね。
きのこ・たけのこ論争はもともと、きのこ・たけのこ・すぎのこの3大勢力による争いだったようですね。
きのこ・たけのこ・すぎのこのこんなCMも昔やっていました。
すぎのこ村は1987年に発売されてから1年後の1988年にパッケージをリニューアルし棒の部分はココアビスケットに変更になります。
それからしばらく、きのこ・たけのこ・すぎのこの3商品が販売されていましたが、4年後の1992年にすぎのこ村は販売終了になりました。
すぎのこが消えた理由についてネットでは「きのこ・たけのこは食べ物だけどすぎのこはジャンルが違うから」、「きのこ・たけのこ戦争に巻き込まれたため、戦火によって村が焼かれて消滅してしまった」などいろいろな説があるようです。
実際にはメーカーによると「一時は大ヒットしましたが、きのこ・たけのこに比べて売り上げが減少してしまったため」だったそうで、また「後から出てきたくせに生意気だ」、「すぎのこは食べ物じゃない」、「そもそもすぎのこって何なんだよ」というクレームがあったからだそうです。
「後から出てきたくせに生意気だ」なんてクレームは若い芽を摘む上司みたいで何だか嫌な話ですよね(笑)。
結局真相はきのこ・たけのこに比べて売り上げでかなわなかったからラインナップから消えていったという事みたいです。
ここで、こんな事を思った方はいませんか?
「おかしいな~?すぎのこ村は知らないけどこの棒状のお菓子見た事あるんだけどな~?」
その疑問。記憶違いではありません。実は「すぎのこの村」が販売終了するのと入れ替わるようにして「ラッキーミニアーモンド」が販売されたのです。
この商品、「すぎのこ村」にそっくりな商品ですね。
実際、この商品は「すぎのこ村」から名前を変えて販売された商品だそうです。
「ミニラッキーアーモンド」に変更した理由は、当時グリコの「ポッキー」に似た商品で明治は「ラッキー」という大ヒット商品を販売していて、このラッキーのブランド展開品という事で販売したんだそうです。
「ラッキー」はその後進化して現在は「フラン」として販売されています。
「ラッキーミニアーモンド」は1992年に発売されて2000年代に入っても売り上げを伸ばし続けていましたが、2008年に販売終了になりました。
すぎのこ村に何か見覚えがある方はこちらの商品とごっちゃになっているのだと思います。
あるいは、「すぎのこ村」は2005年に一度復刻して販売されていた事がありますので、もしかしたら復刻した商品を見て記憶にあったのかも知れません。
こちらが復刻版すぎのこ村のパッケージです。
当時のパッケージに比べると、道が舗装されていたり奥にビルが建っていたりと今風に少し変更されています。
なんか村も近代化か進んでいるような感じでちょっと悲しい感じがしますが。
一度復刻している商品なので、もしかしらまた復刻する可能性はあるかもしれませんね。
その時のパッケージがさらに近代化が進んでいたらどうしよう(笑)。
カルビーの80年代ポテチも限定復活した事ですし、もう一度すぎのこの村復活して頂けませんかねえ。
淡い期待を寄せながら、今回はこれで終わりにしたいと思います。
それではみなさん、今日はこのへんで。