今日は何の日？
８月２５日は即席ラーメン記念日
日清食品が制定。
１９５８年、日清食品が世界初の即席ラーメン「チキンラーメン」を販売しました。
即席ラーメンは、熱湯をかけたり、鍋で煮る等で、簡易に調理出来るラーメンです。
包装は袋入り・カップ入り、麺はフライ麺・乾麺等の種類があります。
即席麺、インスタントラーメンとも呼称されます。
袋入り麺の公正競争規約上の正式名は「即席めん」で、カップ入り麺は「即席カップめん」です。
社団法人日本即席食品工業協会の統計によると、２００６年度に全世界で消費された量は約９１６億食（カップ麺を含む）。
うち日本の消費分は約５３億食でした。
現在では、世界各地で作られており、ほぼ製造国にて消費されています。
主な生産・消費地は東アジアおよびアメリカ合衆国です。
日本で生まれた食品ですが、日本国外に多数輸出されて多く食べられています。
日本国外における「ラーメン」は、この即席製品を調理した料理である事も少なくありません。
日清食品によると、インスタントラーメンは１９５８年に同社創業者の安藤百福が発明したとしています。
安藤百福は妻が天ぷらを揚げているのを見た際、小麦粉の衣が天ぷら鍋の中で泡を立てながら水分をはじき出している様子を見てこの原理を応用すればよいとし、これが瞬間油熱乾燥法の基になりました。
「瞬間油熱乾燥法、またはフリーズドライによって製造された即席麺」を「インスタントラーメン」と定義するなら「チキンラーメン」が世界初のインスタントラーメンです。
海外でもそう認める報道が多く、瞬間油熱乾燥法を含むインスタントラーメンの基本的な製法は１９６２年に「即席ラーメンの製造法」として特許登録されています。
発明協会の戦後日本のイノベーション１００選にも選定されています。
ただし、これには異論も存在します。
チキンラーメン以前に１９５３年に村田製麺所や１９５５年に松田産業(現・おやつカンパニー)も即席麺を開発していたためです。
しかし、これらの商品はいずれも天日乾燥のような昔ながらの乾燥製法で製造されていて、古くから存在する「乾麺」との差が曖昧で、それ故にインスタントラーメンと言えるか？言えないか？という異なる意見が存在しています。
１９５８年春に東明商行がお湯を注ぐ即席麺を販売していますが、日清食品は８月です。
東明商行のインスタントラーメンは後に南極探検に持ち込まれ大きな話題となりインスタントラーメンの普及に貢献しました。
日清食品は１９６１年に東明商行が出願していた「味付け乾麺の製法」特許の権利を有料で買い取っています。
