今日は何の日?
10月17日はオンラインゲームの日
エレクトロニック・アーツが制定しました。
1997年のこの日、日本初の月額課金制・多人数同時参加型のオンラインRPG「ウルティマオンライン」が発売しました。
オンラインゲームの商業的普及は「ウルティマオンライン」といわれています。
これは定額課金制ゲームでしたが、その後アイテム課金のゲームが主流となりました。
オンラインゲームとは、主にオンラインによるコンピュータネットワークを利用したゲームのことです。
コンピュータネットワークを介して専用のサーバや他のユーザーのクライアントマシンであるパソコンやゲーム機と接続し、オンラインで同じゲーム進行を共有することができるゲームです。
略して、オンゲー、ネットゲーム、ネトゲとも呼ばれています。
テーブルトークRPGのチャットプレイである「オンラインセッション」や投稿参加型のマルチユーザーゲームである「定期更新型オンラインゲーム」など、必ずしもコンピュータによるゲーム進行処理やリアルタイム処理を必要としないゲームプレイも、オンラインの場で多数のユーザーを集めて行うものはオンラインゲームと呼ぶこともあります。
インターネットが普及した後のオンラインゲームのほとんどはインターネットを介して接続するようになっていますが、それ以前にもLAN環境を利用したり、ダイヤルアップ接続でアクセスしたりするものは存在しました。
古くは、専用機による囲碁や将棋による遠隔対局システムもありました。
既存のゲームのプレイ環境がオンラインに変わっただけのオンライン囲碁から、オンライン専用にデザインされたMORPG/MMORPGや、SNS上で提供されるソーシャルゲームなど、様々なバリエーションが存在します。
流通形態がパッケージではないダウンロードゲームを指す場合もありましたが、現在では多人数参加型のゲームをオンラインゲームと呼ぶことが一般化しました。
料金制度は、ゲーム製作(運営)企業によりゲームサーバが運営されている場合、一部の小規模なものを除き、ユーザーが月額いくらかの利用料金を支払う事でゲームプレイ可能期間を購入する定額課金制と、基本プレイ料金は無料ですが、ゲーム内に登場するアイテムを販売して利益を得るアイテム課金制が一般的となっており、定額課金制でアイテム販売も行っているゲームもあります。
特に韓国産オンラインゲームでブラウザゲームの台頭もありアイテム課金制が主流となっています。
オンラインということもあり、インターネット依存症(ネット中毒)など、インターネットに関わる共通の問題を抱えることもあります。
日本で最初にそれらの治療を始めた久里浜医療センターによると、10代の男子学生は、携帯電話・スマートフォンのソーシャルゲームではなく、パソコン・ゲーム機を使うオンラインゲームへの依存が強いといいます。
逆に、20代以上の女性は、芸能人などを対象としたSNSの依存傾向が強く、ゲームへの依存は珍しいそうです。
月額課金の作品では、数千時間もの膨大な所要時間で何年も課金が必要となる設定となっている場合があります。
中国、タイ、ベトナムではプレイ時間が規制されており、韓国でも青少年の深夜プレイが規制されていますが、日本ではこのような規制は存在しません。
この膨大な所要時間により、通常のオフラインのゲームでは生じないオンラインゲーム依存症とも呼べる問題が各国で発生してます。
ロシア・韓国・中国では過度のネットゲームのプレイを行ったことにより身体に極度の負荷がかかり死亡したというケースも存在しています。
韓国では2005年8月にインターネットカフェで連続50時間ネットゲームをプレイして死亡するという事件も起きており、アジア諸国では社会問題となり、タイや中国では法によりプレイ時間が規制されています。
日本でも「ネトゲ廃人」「ネトゲ廃女」など、このような問題を扱った書物が出版されています。
『ラグナロクオンライン』のヘビー・ユーザーとして知られる声優の植田佳奈が「現実世界は出稼ぎ、ネット社会が現実」と発言して物議を醸した例があります。
そのような人々は「廃人」などと揶揄されてしまいますが、声優の緑川光のように廃人をも超越した存在として「超廃人」と呼ばれる人も存在します。
1999年の『エバークエスト』は「エバークラック」と称される程、特に話題になりました。