おはこんばんちは!ゆるっぽです。
今日のクソゲー探訪は「ミシシッピー殺人事件」。
前回のホームズに続いて今回もアドベンチャーゲームの登場です。あ、前回はアクションゲームでしたかね?
ミシシッピー殺人事件はセントルイスからニューオリンズへと向かう外輪船「デルタ・プリンセス号」で起こった殺人事件を、たまたまそこに居合わせた探偵チャールズ卿が助手のワトソンと共に犯人を推理し、解決するアドベンチャーゲーム。販売元は我らがジャレコです。
さて、一体どんな内容が待っているんでしょうか?
こちらがタイトル画面です。
ほ~。デルタ・プリンセス号がミシシッピー川を下っていますね~。さっそくスタートボタンを押してみましょう。
どうやら二人は船旅を満喫しているようですね~。お客さんにご挨拶しようと言っているので行って見ましょう。
二人の部屋は3号室のようですね。では隣の1号室にでも向かってみましょうか?
おや?ここは空き部屋でしたか。ほかの部屋へ向かいましょうか…と思っていると。
え!?なんですか?なぜか部屋の床に落とし穴が仕掛けられていましたよ。「この高さから落ちたのでは先生は…」って下の階に落ちただけだと思うんですけどね~。とんでもないスペランカー先生要素が含まれていましたね~。
あれ?ちょっと待ってください。最後の行のセリフを見て下さい。「なんんとかなるのに…」って「ん」がひとつ多いですね。いきなりの出来事に動揺してしまったんでしょうかね~?
なんとゲームオーバーになってしまいました。ゲーム開始してすぐ主人公が死んでしまうというとんでもない展開ですね。まさか主人公が最初の犠牲者になるとは思ってもみませんでしたね~。
さて、最初からやり直してなんんとかなったチャールズ卿。同じ階の部屋は危ないかもしれないので下の階に降りてきました。14号室に入ってみましょう。
また落ちた。
一体何なんですか!?このゲームは!また…やり直しですか。
再びやり直してなんんとかなったので隣の16号室に向かいます。
今回は床に気をつけて。もう同じ手は食いませんよ。
あれ?何か飛んできてませんか?
刺さった。
この船はどうなっているんですか!?何でこのゲームは主人公を殺しにかかってくるんですか?親の仇ですか?
今回はワトソン普通に「なんとかなるのに…」って喋るんか~い!
さすがに3回目ですからワトソンもこの状況になれてきましたね。
でもこれって…
当たり前じゃねえからな。当たり前じゃねえからなこの状況!
という事で、三度やり直してなんんとかなったので、あえて不吉かもしれない4号室に行ってみましょう。今度は大丈夫きっと何もないでしょう。早く誰かに挨拶してみたいものですね~。
死んでた。
この船には危険しかないのでしょうか?最初に快適な旅だと言っていた頃が懐かしいですね~。
ここでやっと殺人事件が発生しました。ここは船長に報告した方がいいかも知れませんね~。
操舵室に向かうとネルソン船長がいました。やっと人に出会えましたね~。
とりあえず被害者が誰なのか船長なら知っているかも知れませんから聞いてみましょう。
知らねーのかよ。
人ひとり殺されているのに何の事ですなんて船長としてあるまじき行為ではないでしょうか。
↑見て下さい。この船にはチャールズ卿とワトソンを含めて10人しかいないんですよ。この人数ならちゃんと把握しておいて欲しいものです。
「ついてきて もらえないか」というコマンドがありました。被害者について知らないようなので4号室まで連れて行って聞いてみましょう。
知ってんじゃねーか。
殺人現場を見ても全く動揺しないこの船長は何なんですか?被害者はブラウンさんだと分かったのでブラウンさんについて尋ねてみましょう。
さっきまで冷静だったのに、急に動揺し始めましたよ。しかも共同経営者だったんですか!?何でさっき何の事ですとすっとぼけたんですか?もう何がなんだか分かりませんよ。
と、いうわけでこんな感じで事件が始まって行くんですね~。事件が始まるまでとんでも要素が多すぎ、そして主人公死にすぎなとんでもないゲームでしたね~。
このゲームはトラップに引っ掛かってゲームオーバーになると問答無用で最初からやり直さなくてはならないというのが酷いところで、捜査が進んでいるのにうっかりトラップに引っ掛かるとすべてが水の泡になるという理不尽さです。
さらには、このゲームの要素として証言のメモを取る機能があるのですが、捜査に必要な特定の証言をワトソンにメモさせないと、他の人への聞き込みで活用出来ずに捜査を進める事が出来ません。しかも、そのメモは証言1人につき3つしかキープ出来ない仕様になっています。
「3つしかキープ出来ないのならもう一度聞きなおせばいいじゃない」とお思いでしょう。しかし、このゲーム。一度聞いた証言をもう一度聞こうとすると…。
二度と喋ってくれないんですね~。いや~驚きました。ゲームオーバーにならなくても手詰まりになって進めなくなるという悲劇が待っているんですね~。
セーブもパスワード機能もないので最初からやり直すしかないというのは、なんんとかなるレベルではないですね。
ほかにも、回収しきれていない伏線があったり、探偵の推理内容と犯人の言動が噛み合っていなかったりする事がある。登場人物達の人間関係が極めて険悪で、「クズ」や「売春婦」という言葉が平気で出てくる。そんな人間関係なのに犯人が追い詰められると、他の乗客が一斉に犯人を弁護し始める。最後まで部屋に仕掛けれらたトラップについて触れられる事は無い。
などなど、なんんとかならない問題がたっぷり入ったゲームになっていたんですね~。
なるほど~。わかりました。
さて、いかがだったでしょうか?今回のクソゲー探訪。唐突なゲームオーバーや手詰まりでもリセットして最初からやり直しというかなり酷い仕様のゲームでしたね~。
さて、次回はどんなクソゲーが待っているんでしょうか?今から楽しみです。
それではみなさん、今日はこのへんで。