おはこんばんちは!ゆるっぽです。
今日のクソゲー探訪は『シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件』。
言わずと知れたアーサー・コナン・ドイルの有名探偵小説「シャーロック・ホームズシリーズ」を題材としたゲームです。
販売元である「トーワチキ」はこの「シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件」がファミリーコンピュータ初作品です。
さて、一体どんな内容が待っているんでしょうか?
こちらがタイトル画面です。
ほ~。黒を基調とした渋いタイトル画面ですね~。さっそくスタートボタンを押してみましょう。
すると、いきなりフィールドに投げ出されてゲームスタート。事件の依頼は何なのか?依頼主は何なのかもゲーム内では語られません。移動が出来るようなので近くの人に話を聞いてみましょう。
しかし、人に触れても会話が出来ないようですね~。いったいどうゆう事なんでしょうか?
そう思っていると突然ホームズが倒れました。そして・・・。
何とゲームオーバーになってしまいました。一体なにが起こったんでしょうか?
じつはこのゲーム。町にいる人間がすべて攻撃してくるんですねえ。人から情報を得る場合は上の画像のようにキックで攻撃して倒して会話します。しかもホームズは倒した人から金を巻き上げてしまうんですよ。
いや~。私は探偵のゲームという先入観からアドベンチャーゲームだと思っていたんですが、まさかのアクションゲームだったんですねえ。しかも人から情報を得るために敵を倒し金を巻き上げるという「グランド・セフト・オート」ばりの設定だとは思いもしませんでした。
蹴り飛ばして情報を得るのが分かった所で聞き込みをしてみると・・・。
驚きましたね~。ゲームに無関係な事しか話しませんでした。私は一体今何のゲームをしているんだろうという感覚にすらなってきましたね~。
主人公のホームズは捜査のために公園や下水道、さらには人の屋敷に勝手に入り込みます。屋敷に入ってウロウロしていると突然・・・。
虫メガネを発見しました。この虫メガネを取って初めていろいろな場所を調べる事ができるのです。捜査に必要な虫メガネを人の屋敷から盗むというとんでも設定なゲームだったんですねえ。
人を蹴りつけて情報を得る。金を巻き上げる。捜査に必要な道具は窃盗という、もはやホームズが極悪人にしか見えなくなってきてしまいました。
しかし、最近のシャーロック・ホームズは今までの映画化と違いアクションに比重が置かれたものになっていますよねえ。もしかしたら、このゲームの方向性もあながち間違いではなかったのか?そんな事を思わせるゲームですねえ。
このゲームのとんでもない所はまだまだあり、
- ゲーム中では事件の内容が語られる事はほとんど無く説明書を読まないとストーリーが分からない
- 相棒のワトソンは家で留守番をしており捜査に参加しない
- 説明書に載っているアイテムの持てる最大個数が間違っていたり、2コントローラーは使わないと書いていながらゲームクリアには2コントローラーが必要だという致命的な誤植がある
- ゲームをクリアーしてゲームオーバーになると出るパスワードをハガキに書いて応募券を貼って応募すると「シャーロックホームズ認定証」がもらえるイベントが説明書に載っているのにパスワードが表示されずに認定証が貰えない
等々ゲーム内容から説明書にいたるまで所々にクソゲー要素がちりばめられていました。
なるほど~。わかりました。
いや~。どうでしたか?今回のクソゲー探訪。メーカーがゲーム参入第一弾だったという事を考慮してもかなり酷い内容のゲームでしたねえ。
さて、次回はどんなクソゲーが待っているんでしょうか?今から楽しみです。
それではみなさん、今日はこのへんで。