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8月4日は箸の日

 

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今日は何の日?

8月4日は箸の日~!

 

正しい箸の持ち方から食文化の見直しまで含め、箸を考えようという民俗学研究家の提唱により、わりばし組合が1975年、記念日に制定しました。
「は(8)し(4)」と箸を語呂合わせしたものです。
この日は赤坂・日枝神社などで箸感謝祭の後、箸のお焚き上げが行われます。

 

 

箸は、東アジア地域を中心に広く用いられている食器・道具の一種です。

材質は各種の木、竹、金属、プラスチック、象牙などがあり、口中を傷つけないように表面をていねいに削るか、漆・合成樹脂などでコーティングしてあります。

最近では宇宙飛行士が宇宙で食事の際に食べ物をしっかりと持つ事が出来るので活用されています。

 

 

 

古い時代の箸が発見されにくいのは、木や竹で出来た箸は腐りやすく、また単なる木切れか箸かの区別もしにくいためと考えられます。

 

最も古い箸といわれるのが中国の殷王朝の都「殷虚」から発掘された青銅製のものと考えられています。

長さは26cm、太さ1.1-1.3cmの箸6本の出土が報告されていますが、これは食事用ではなく菜箸のような調理器具に使用されていたものでした。

 

日本では、中国より伝来されたとされる説では、欽明天皇(552年)の代に百済の聖明王から仏像や経論などと共に形式的な食器類が伝わったとされるもので、1963年平城宮跡より食器に混じり数百膳の杉・桧製の箸が発掘されています。
また同時に発見された出土品から推測してこれらの箸は奈良時代中期以前と思われ、奈良朝時代には二本棒の箸が普及されていたと考えられています。


「挟子」(かなばさみ)を起源とする説では、奈良県正倉院の御物の中から発見されたものは鉄製のピンセット型の物をつかむ道具で、大襄祭では祭器として一本の竹を削った中央部を折り曲げたピンセット型の箸を使用したと記録されており、これが箸の原型であるとされています。


また日本で初めて箸食制度を朝廷の供宴儀式で採用したのが聖徳太子という説もあります。
これは推古天皇(607)が小野妹子を中国(随)に派遣した時(遣随使)、随使と共に持ちかえった作法である。 この時代では日本はいまだ手食であり、中国の食事作法を真似て宮中で初めて正式な箸食作法を行ったとされる。
八世紀初頭、奈良の都平城京で箸食を進め、「手食」から「箸食」へと変化したとされています。

 

 

 昔から食事中に一緒に食べている人に不快な気持ちや不潔な感じを与えるような箸の使い方を「嫌い箸」と呼んで不作法な行為とされています。

 

嫌い箸をいくつか紹介します。

 

合わせ箸

箸から箸へ料理を渡す所作。お葬式で火葬後の遺骨を拾う時に箸から箸へ遺骨を渡した後に骨壺に納めるため、料理でこれをやると縁起が悪いとされています。「拾い箸」「箸渡し」とも呼ばれます。

ねぶり箸

箸に付いた米粒などを口で舐め取る所作。

空箸

食べようとして料理を箸で取ったが、食べるのをやめて元に戻す所作。供された食物を毒入りと疑った時に古の人がとる仕草と変わり無いため、失礼な振る舞いです。

握り箸

二本の箸を鷲掴みにして食事に使う所作。古来、食事の途中で握り箸の形に持ち替える行為は攻撃の準備と見なされるものでした。

渡し箸

箸を器の上で横にかける所作。

刺し箸

料理に箸を突き刺して食べる所作。「突き箸」とも呼ばれます。

迷い箸

どの料理にしようかと迷い、料理の上であれこれと箸を動かす所作。「惑い箸」「なまじ箸」とも呼ばれます。

寄せ箸

器を箸で移動したり、箸で自分の方に引き寄せたりする所作。

涙箸

食べ物からポタポタと涙のように汁を落として食べる所作。

持ち箸

箸を持ったまま同じ手で器を持つ所作。

指し箸

箸を持った手で人や物を指し示す所作。

仏箸

箸をご飯に突き刺して立てる所作。仏式の葬儀の時に、枕飯を死者に捧げるやり方で、縁起が悪い行為です。「立て箸」とも呼ばれます。