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11月20日はピザの日

 

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今日は何の日?

11月20日はピザの日

 

1889年、イタリアで大流行していたピザを当時の王女マルゲリータが所望しました。


そのときピザは、白(モッツアレラチーズ)・緑(バジル)・赤(トマトソース)でイタリア国旗をデザインにしていました。


11月20日は王女マルゲリータの誕生日にあたり、凸版印刷が1995年に制定しました。

 

 

ピザは、小麦粉、水、塩、イースト、砂糖、少量のオリーブ油をこねた後に発酵させて作った生地を丸く薄くのばし、その上に具を乗せ、オーブンや専用の竃(かまど)などで焼いた食品です。ピッツァとも言います。


小サイズのものは、区別してピッツェッタと呼ばれることもあります。

 

 

イタリアで生まれ、世界的に広く食べられている料理です。また、ピザの発祥がリトアニアという説もあります。


日本で初めて紹介されたピザはなかなか一般的ではありませんでしたが、1980年代後半より始まったバブル景気の最中に起きたイタリア料理ブームに伴い、次第にイタリア風のものも広く知られるようになっていきました。


日本を含む先進各国では、家庭向けの冷凍食品からレストランや専門店などの飲食店で提供されたり、あるいは電話などで注文する宅配サービスでも購入することができるため、一般になじみのある料理です。


数多くのレシピが存在し、地域にある産品を取り込んだご当地グルメ的変化を見せるものも存在します。


料理として提供される場合には、好みによって様々な食材が選択可能であることにもちなみ、広い層に人気のある料理です。

 


ピザの定義や語源は曖昧ですが、イタリアにはフォカッチャがあり丸パンに具材を乗せるところから、ピザの原型とされています。


フォカッチャが作られる前にも、エジプトには円盤状のパンに具材を乗せて焼いた物が現ピザの調理法と酷似していることから、原型はエジプトからイタリアに伝来していると言う説もあります。


現在「ピッツァ」と呼ばれる料理が誕生したのはイタリアのナポリです。


ナポリ第二大学の栄養学教授カルロ・マルゴーニによれば、初めて薄くのばしたパン生地にトマトソースを載せて焼いたピザが作られたのは1760年頃だということです。


1803年には初めてピザ専門のイタリア料理店であるピッツェリアが創業しました。


イタリア系移民がアメリカ合衆国にピザを導入したのは19世紀末です。


1905年にはニューヨークのリトル・イタリーに米国初のピッツェリアが創業しました。


第二次世界大戦後にはイタリア系米国人以外にも普及しました。


ピザは米国で独自の発展を遂げ、今日ではホットドッグやハンバーガーに並ぶアメリカの国民食的位置づけにもなっています。

 

 
日本では現在は、従来よりも本格的なピザが冷凍食品として出回るなど、一般食品としても定着しています。


ピザ協議会の調査によると、2010年度の日本におけるピザ末端売上高は、2,271億円に達しているそうです(1980年度は約500億円)。


なお、沖縄県では戦後、長期間に亘ってアメリカの統治を受けた影響もあり、本土よりも早くピザが普及し、現在はすっかり県民の食生活に定着していますが、歴史的経緯からアメリカ風ピザがほとんどだそうです。


「日本初のピザ」は、第二次世界大戦中に神戸に着いたカリテア号(イタリア海軍の特務艦)の、乗組員2人が関与したとされています。

 


まず、アントニオ・カンチェミが1944年に僅か2ヶ月間だけ開いた神戸のレストランにて、初めてピザが焼かれたという説があります。


もう一つは、戦後の1946年9月1日に、兵庫県宝塚市の宝塚温泉街にある宝来橋付近で創業したイタリア料理店“アベーラ”という説です。


初代店主となったオラッツィオ・アベーラはシチリア出身で、1946年当時は日本国内にはイタリア料理店などはほぼ存在せずに、一般的ではなかった戦後間もない時に創業しました。


なお、阪急今津線宝塚南口駅界隈にある洋館建ての店舗は、オラツィオが帰天した後の1971年に“アモーレ・アベーラ”として元の自宅を改装して移転した店舗で、子息のエルコレ・アベーラがオーナーとなり、父親から伝授したシチリア風テイストを受け継いでいます。


「日本初のピザハウス」は、1954年、進駐軍のGI出身でイタリア系アメリカ人のギャング、ニック・ザペッティが、六本木に開いた“ニコラス”とされています。


米陸軍の部隊を対象客層としてオープンしましたが、日本人の若者層にも人気を博し、認知されました。


1964年には、日本ペプシコーラ創業者でもあった比嘉悦雄がアメリカから冷凍ピザを輸入し、販売を開始しました。


その後は国内製造も行われ、スーパーマーケットなどで入手可能となり、家庭に普及し始めました。


1973年、アメリカのチェーン店“シェーキーズ”が日本初進出しました。


1970年代半ば頃に差し掛かると、喫茶店や洋食店、ファミリーレストランなどで、ピザパイとして普及が始まりました。


前後して、ピザトーストも考案されています。


1985年9月30日、日本で初めての宅配ピザ店“ドミノ・ピザ”恵比寿店が誕生しました。


平成に入ると、さらに宅配ピザ店が全国に店舗を広げ、徐々にピザは一般的になっていきました。


そのほとんどはアメリカ風ピザでしたが、1990年代のイタめしブームによってイタリアンピザも紹介され広まっていきました。


前述のピザトースト以外にも、ピザとつく商品は多様で、パン屋におけるピザパン(惣菜パン)、ピザドッグ(ホットドッグ)、1972年のオープン時に既にあったロッテリアのイタリアンホット(ホットサンド)、1979年に登場したピザまん(中華まん)、コンビニエンスストアにおけるブリトー(トルティーヤ)、スティックピザ、ピザ味の商品(スナック菓子)などがあります。

 

 

宅配ピザのシステムは、1960年にアメリカのドミノ・ピザが始めたものでした。


アメリカでは、電話で注文すれば自宅までピザを届けてくれるという配送を中心としたピザ販売が大いに普及し、多数の業者が存在します。


日本でも、このような業務形態が定着し、宅配ピザと呼ばれるようになりました。


まず1985年9月30日に東京都渋谷区恵比寿でドミノ・ピザが日本初の宅配ピザ店としてオープンしたのを皮切りに、チェーン店方式の宅配ピザ店が大量にでき、自宅で気軽にピザを食べられるようになりました。


かつてドミノ・ピザでは注文後、30分以内に配達先に到着出来なければピザ1枚につき700円を返金するというお届け時間の約束がありましたが、「30分以内」を厳守しようとする配達員の無理な運転による交通事故の可能性、住宅事情の変化から30分以内に配達できない実例などが増加してきたことなどから、現在は実施されていません。


2012年、関東圏すべてのチェーン店で前出の30分以内配達ルール(ドミノ・ピザでは遅配した際は天候や交通事情等に関わらず、無条件で次回以降利用できる500円割引チケットを配布していました。これを目的として土日・荒天日にオーダーする顧客も多かったそうです)は、主に東京都多摩東部の住宅街を中心に配達員の道路交通法に違反する運転が警察当局・地元自治体・議会などで問題となり、特に周知のないまま8月には完全に消滅したそうです。