今日は何の日?
8月3日はハサミの日~!
「は(8)さみ(3)」の語呂合わせです。
この日は使えなくなったハサミの供養が東京・芝の増上寺などで行われます。
美容家であり、山野学苑創設者でもある山野愛子が提唱した記念日で、国際美容協会が中心となって1977年に制定しました。
ハサミの形態としては、かしめが支点になっている「洋バサミ」と支点が刃から離れている握りバサミがあります。
ハサミの歴史は、古代エジプトの壁画にハサミやピンなどが描かれており、また紀元前1000年頃の古代ギリシアのものとされるハサミが出土しており、古代から使われていたと考えられています。
もともとは医療用もしくは羊毛の収穫に使われており、当初は握りバサミが用いられていました。
かしめ部がある、洋バサミの形式が登場したのは、西洋で古代ローマ以降、東洋では唐以降だといわれています。
日本では6世紀に中国を通して伝わったと考えられており、この時代の古墳からの出土例もあります。
古代、中世には主に握りバサミが用いられ、また金属製のものの他に木製のはさみも作られていました。
裁断には刃物が使われていたため、はさみの普及は職人や華道などの限定的なものでした。
量産されるようになったのは江戸時代からで、一般庶民に普及したのは江戸時代末期から明治時代頃と言われています。
握りバサミが現代でも広く生産・使用されているのは日本のみだそうです。