今日は何の日?
9月17日はモノレール開業記念日
1964年のこの日、日本初の旅客用モノレールが浜松町~羽田空港間で開業しました。
これを記念して、東京モノレールが記念日に制定しました。
モノレールの開業は、東京オリンピック準備の一環だったそうです。当時は片道15分で250円でした。
モノレールは1本の軌条により進路を誘導されて走る軌道系交通機関です。
二条の鉄製レールを持つ「鉄道」が最初に商用化されたのは1825年でしたが、それとほぼ同時期の1824年に、最初のモノレールであるパーマー式モノレールが登場しています。
パーマー式モノレールはヘンリー・ロビンソン・パーマーが1821年にイギリスで特許を取得しており、このあたりがごく初期のものであると考えられています。
このモノレールは、高い位置に一本のレールを通し、そこに両フランジ式の車輪をひっかけ、左右に荷台を振り分けてやしろべえのようにバランスを取るというものでした。
しかし、このパーマー式は、荷物の量によって左右のバランスが変わるという欠点がありました。
その後、ランゲン式といわれる、車輪を吊るように上にレールがある形状のモノレールが登場しました。
ランゲン式は1898年に、ヴィッパータールでの建設計画が着工に移され、ヴィッパータール空中鉄道が1901年に開通しています。
その後、100年以上にわたってこの路線は実用的交通手段として運行され続けており、そのためランゲン式は世界で最初に成功したモノレールシステムとされています。
車両の下にレールがありレールに車両が乗っている形態のモノレールはアルヴェーグ式と呼ばれ、1950年代頃にドイツで開発されたものを日立製作所が日本に導入しました。
それを1960年代に当時の運輸省と日本モノレール協会が床が平らになるように改良した上で各部を規格化したものが日本跨座式です。