今日は何の日?
8月9日は長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
「原爆の日」というと、広島のほうが話題になってしまいますが、長崎でも「平和祈念式典」が開かれていますので、取り上げてみました。
長崎市への原子爆弾投下は、第二次世界大戦末期の1945年8月9日午前11時02分にアメリカ軍が日本の長崎県長崎市に対して投下した、人類史上実践で使用された最後の核兵器です。
当時の長崎市の人口24万人のうち約7万4千人が死亡し、建物は約36%が全焼または全半壊しました。
毎年、長崎県長崎市に原爆が投下された8月9日の原爆忌に平和公園で原爆犠牲者慰霊記念式典が行われます。
原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するための式典です。
一般的には略して長崎平和祈念式典と呼ばれています。
式典は会場である平和公園の平和祈念像前において、原爆死没者の遺族をはじめとして、市民多数の参加のもとで拳行されるものです。
毎年、長崎市市長によって行われる平和宣言は核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けているものであり、世界各国に送られています。
原爆が投下された午前11時02分に長崎の鐘やサイレンを鳴らし、式典会場のみならず、家庭、職場に原爆死没者の冥福と恒久平和の実現を祈り、1分間の黙祷を行ったあと、長崎市長が平和宣言、平和への誓いを行うのが通例となっています。
また、当日の長崎市の各所では、原爆死没者に対する慰霊と核兵器廃絶を訴える式典が行われています。
黙祷とは「黙って祈る」という意味です。
難しく考えずに1分間祈りましょう。
長崎県外にいる方は、長崎の方向を向いて黙祷しましょう。