今日は何の日?
10月13日はサツマイモの日
「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」の「十三里」とはサツマイモの異名で、江戸から十三里(約52㎞)離れたところにある川越のサツマイモがおいしかったことから生まれた言葉です。
そこから、埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会がサツマイモが旬でもある10月に、この日を記念日に制定しました。
サツマイモは、ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、近縁の植物にアサガオやヨウサイがあります。
花はピンク色でアサガオに似ていますが、鈍感な短日性であるため本州などの温帯地域では開花しにくく、品種や栽培条件によってまれに開花する程度です。
サツマイモがフィリピンから中国に伝来したのが1594年で、同年に宮古島の村役人、長真氏旨屋(砂川親雲上旨屋)が首里王府への帰途に逆風で中国に漂流し、1597年中国を出発しましたが、今度は九州に流れ着き、それからようやく帰島しました。
この時に宮古島へ苗を持ち帰ったのが伝来となっています。
旨屋は栽培の普及に努め、島では主食となるほどに広まりました。
死後はンーヌ主(芋の神様)として御獄に祀られています。
「薩摩いも」という名前からもともとサツマイモは日本の物のような感じがしますが、日本にはもともとサツマイモという植物は存在していませんでした。
サツマイモが実際に「薩摩」に伝来するのは1705年の事でした。
サツマイモという名前は1732年の享保の大飢饉の際に薩摩藩にあった芋を幕府に取り寄せた際に、薩摩から取り寄せた芋だということで「薩摩いも」と名付けられました。
サツマイモと名付けられる前は「甘藷(かんしょ)」や「唐芋(からいも)」や「琉球薯(りゅうきゅういも)」などと呼ばれていました。