今日は何の日?
5月24日はゴルフ場記念日~!
イギリスの貿易商アーサー・ヘスケス・グルームが1903年のこの日に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」を六甲山に開場しました。
グルームは六甲山に別荘を持っていましたが、これが六甲山開発の始まりといわれています。
グルームは幕末から明治にかけて日本で活躍したイギリス出身の実業家で、六甲山の開発と景観保護に力を注ぎ、「六甲山開祖」と呼ばれた人物です。
グルームはスポーツマンとして知られ、神戸外国人居留地内に発足したスポーツクラブ(神戸クリケットクラブ・神戸レガッタアンドアスレチッククラブ(KRAC)の建設に深く関与していました。
グルームはKRACに高齢のメンバーを勧誘するため、土地の安い六甲山にゴルフ場を建設する事を思い立ちました。
工事は1898年頃に開始され、1901年に4ホールのコースが完成しました。
このコースをもとに1903年、会員制のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」が発足しました。
グルームがゴルフ場の建設工事を行っていた頃、外国人の子供が建設予定地の近くにあった地蔵にいたずらをして首を折ってしまいました。
グルームはこの地蔵に新しい首をつけて別荘内に安置するとともに、新しい地蔵を作って元の場所に置きました。この地蔵はグルーム地蔵と呼ばれ、後に近くから出た湧水は味が良いと評判になったそうです。