今日は何の日?
2月6日はブログの日
サイバーエージェントが制定しました。
「ブ(2)ログ(6)」の語呂合せです。
ブログは、狭義にはWorld Wide Web上のウェブページのURLとともに覚え書きや論評などを加えて記録(ログ)しているウェブサイトの一種です。
「WebをLogする」という意味でウェブログと名付けられ、それが略されてブログと呼ばれるようになりました。
その執筆者はブロガー、個別記事はブログエントリーと呼ばれます。
始まりは、自分が気になったニュースやサイトなどのURLを、寸評つきで紹介した英語のウェブサイトとされます。
その後、Blogger、Movable Typeなどのブログ用のツールが出現し、本格的な拡大が始まりました。
イラク戦争の際にはバグダッド在住のイラク人女性リヴァーベンドが発するブログ『Baghdad Burning』(バグダッド炎上)が話題となり、その知名度を大きく引き上げる結果となりました。
現在、より頻繁に用いられている広義には作者の個人的な体験や日記、特定のトピックに関する必ずしもウェブに限定されない話題などのような、時系列で比較的頻繁に記録される情報についてのウェブサイト全般を含めて呼称したり、このようなウェブサイトの作成機能を提供するソフトウェアやサービスなどを指して呼ぶ場合もあります。その他にもSNSや口コミサイトを総称してCGMと呼ぶこともあります。
ウェブサイトとしての体裁は、主として管理者が記事を投稿する私的ニュースサイト、あるいは公開日記です。
特定の投稿方法に限定はされませんが、ブログ向けのソフトウェアやウェブスペースがあり、それをダウンロードやレンタルして使えば、HTMLを知らなくても、自身のブログとしてウェブブラウザから手軽に情報の発信・更新ができます。
レンタルのものには、パソコン以外に携帯電話などモバイル通信端末のインターネット機能を用い、外出先などからの手軽な更新が可能な仕様のものも多い。
それぞれの項目にはタイトルの付与が可能で、時間軸やカテゴリで投稿を整理、分類する構造となっています。
用途は幅広く、個人の日記的なものから、手軽な意見表明の場として、時事問題などについて論説するものがあります。
また、企業やクリエイター集団が、対外的な活動日誌などという位置づけで、自社公式サイト内で公開している事も多い。
自身のブログでの発言や投稿した写真が、世間に対し影響を及ぼすブロガーのことを、近年では『インフルエンサー』と呼びます。
ブログの分類
ミニブログ、マイクロブログ、つぶやきブログ
短文の投稿が中心のもの。
モブログ
主に携帯電話などのモバイル通信端末を使用しメールを送信して更新するもの。
フォトログ
写真画像を主体として更新されるもの。
ブイログ(ないしヴログもしくはビデオログとも)
ビデオコンテンツの配信を主体とするもの。
エログ
アダルトコンテンツを扱うもの。
ノベログ、ブログ小説
自作の小説を話数ごとに分けて更新するもの。
ブログメディア
おもに法人が、ビジネス目的に複数人で組織として運営するもの。「双方向性」という特性を利用しつつ、専門性に特化した内容を発信します。ブログのように時系列を逆順に記事が並ぶサイトを指し、雑誌メディアをも置換しうる新メディアとも捉えられています。
多くのブログシステム(サービス)はRSSフィードやAtomを使って更新を自動通知したり、トラックバック機能を使用して、他のブログからの引用やリンクを自動で行えるなどの充実した編集機能が備わっています。
RSSによるXMLを使った定型での情報配信は、それぞれのブログから配信されるRSSを自動巡回サービスで取りまとめて、更新があったときにユーザに通知するサービスを生み出しました。
また、データ配信の形が定まっているため、ニュース配信も容易で、大手のマスコミがニュースをRSSで配信し始めるようになりました。
日本ではブログよりも先に、「2ちゃんねる」や、「スラッシュドット日本語版」などといったウェブサイトがコミュニケーションの目的で浸透していたほか、Web日記、個人ニュースサイトといったウェブサイト、さらにそれらに付随するコミュニティも存在したことから、当初は日本での普及には懐疑的な見方もありました。
しかしながら、実際にはサービスツールの日本語化などによって2002年頃から急速に普及し、2006年3月末の時点においては日本国内での利用者数が2,539万人に達していることが総務省から発表されました。また、2005年から翌年にかけての利用者数の増加が特に顕著であり、この間に2倍以上に増加したことによって2,000万人を超えたという調査報道もなされました。
日本におけるブログは、各ブログの投稿数が多いことを特徴としており、その結果として、2006年の第4四半期には全世界のブログ投稿の約37%を日本語によるものが占め、英語や中国語を上回る第1位となっていました。
また、日本独自のブログ形態として、携帯電話からの写真付投稿等に対応したブログ、「モブログ」があります。
日本で市民権を得たブログは、個人のほか、人気タレントや政治家、その他著名人などによっても作成されるようになり、角界においてもブログ開設が盛んです。
最近では、アフィリエイト広告などを貼り収入を得ているブログ利用者も多く増えてきています。
最近では企業も宣伝目的に利用するケースも増えており、利用者に対し企業が商品を提供し宣伝を書いてもらう広告なども存在しています。
アメリカでは、企業が個人になりすまして商品の宣伝広告を記事にする一種の偽ブログを製作していた事(ステルスマーケティング)が判明し、2006年12月、やらせサイトやブログに関して規制する法案が連邦取引委員会に提出されるまでの騒ぎとなりました。現状州法での規制がなされています。
日本では、NHKがニュース番組でこのことに触れ、企業が商品を提供し宣伝を書くことがあると伝えたところ、2ちゃんねるでは「企業がサクラを雇っている」と取られてしまい、NHKが取材したブログが炎上する結果となってしまいました。
ウィキペディア英語版によると、英語圏では「やらせブログ」のことをFlog (Fake blog, Flipped blog) と表現するといいます。
2004年のアメリカ大統領選挙ではハワード・ディーンを始めとする民主党陣営が積極的にブログを活用しました。
日本では2005年に行われた第44回衆議院議員総選挙において、有効活用の動き(ネット選挙)があったものの、ブログを含めたウェブページは「(新たな)文書図画の頒布による選挙運動」と見なされ、公職選挙法によって候補者のウェブサイトは選挙告示以降の更新が停止されるという問題があり、あまり活用はされませんでした。
この点については2007年現在、解禁されるべきかどうか議論が行われており、また現行法の枠内でも投票を呼びかけなければ(つまり選挙に関係ない一般的な話題であれば)更新してもよいのではという意見もあります。