今日は何の日?
7月27日はスイカの日~!
スイカの縦縞模様を綱にたとえ、27を「つ(2)な(7)」(綱)と読む語呂合わせから、記念日に定められました。
現在のスイカは緑の地に黒い縞模様が一般的ですが、このような品種が広まったのは昭和初期以降で、それまでは黒、無地皮でした。
スイカは果実を食用にするために栽培されるウリ科のつる性一年草。また、その果実の事です。
原産は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯になります。
日本に伝わった時期は定かではありませんが、室町時代以降とされています。
スイカには抗酸化作用を持つリコピンがトマトの1.4倍含有されています。
ほかにもβカロテンやシトルリン、ビタミンA、ビタミンCなどが含まれています。
老化防止、免疫力向上、血流改善、ホルモンバランスの改善、美容効果、便秘解消などの効果が期待できます。
良いこと尽くしのようですが、スイカの主成分は水分であり、含有量は90%をこえるため、油との相性が悪く、スイカと油を含む食べ物を一緒に食べると消化不良を引き起こすので注意が必要です。
スイカは「果物」か「野菜」かの区別がきちんとしておらず、どちらでもよいというのが正解だそうですが、栄養学の観点や市場での取り扱いは果物なんだそうです。
漢字でスイカを「西瓜」と書くのは、中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜とされるためにこの名称になりました。
また、西瓜は中国語の西瓜(北京語:シーグァ xīguā)に由来し、日本語のスイカは西瓜の唐音です。
スイカの品種は数多くありますが、大きく分けて緑色の皮に黒い縞があるもの、黒皮のもの、黄色い皮のものなどがあります。
中身も、赤い物、黄色い物、オレンジ色、白色をしているものなど様々です。
大きさも大玉のものや小玉のものがあり、同じ品種でも大きさに違いがあったりします。
数多くあるスイカの品種のほとんどが、奈良県や和歌山県でそだてられたものの種で、全国のスイカ業者は、奈良県・和歌山県の種苗会社から購入した種を使ってスイカを生産しているそうです。
海水浴に行った時に、砂浜でスイカ割りをしたりしますよね。
目隠しして棒を持った状態で周囲の声を頼りにスイカの所まで歩いてスイカを割る。
こんな感じだと思いますが、実はこのスイカ割りには公式ルールがあるのを知っていましたか?
「日本すいか割り推進協会」というスイカの産地である山形県村山市の「JAみちのく村山」の有志が設立した団体があり、こちらの団体がルールを定めています。
スイカ割りの公式ルールはかなり多いので、一部を紹介します。
競技場所は、できれば「砂浜」又は、「芝生の広場」でやるのが最適で、スイカと競技者(割る人)の間の距離は5m以上7m以内にする。
スイカ割りに使う棒は、直径5cm以内で長さは1m20cm以内の棒を使う。
目隠し用として、手ぬぐい、またはタオルを使う。
スイカは「日本国産すいか」を使用する。
競技者はスイカを「割る人1名」と「サポーター複数」で1組とし、キャプテンを決める。
「サポーター」は人数に制限はありませんが、的確なアドバイスを受けるため、事前に自分のサポーターの声を認識しておく。
「サポーター」は競技と関係ない発言や競技者を中傷するような言動をしてはいけない。
「サポーター」はスイカの真後ろに立って「私の声のする方へ」という指示をしてはいけない。
割る人の持ち時間は1分30秒で、時間内に3回まで棒を振る事が出来ます。
スイカに当たらず空振りしたら0点、スイカに当たると1点、すいかにひび割れが出来たら2点~4点、すいかの赤い果肉が見えると5点~10点の得点が入るそうです。
この得点を付ける審判員にも条件があり、その条件は、スイカ割りの優勝経験者か、スイカを育てた事がある人か、スイカが大好きな人だそうです。
「大好きな人」というのが含まれてしまうと、もはや誰でもいいんじゃないかと思ってしまいますが、これが公式ルールのようです。