今日は何の日？
７月４日は梨の日～！
「な(７)し(４)」の語呂合わせから、記念日とされている日です。
「東郷町二十世紀梨を大切にする町づくり委員会」が２００４年に制定しました。
東郷町に二十世紀梨が持ち込まれてから１００年目の年の節目という理由があるそうです。
梨は数少ない国産の果物で、詳しいルーツはわかっていませんが、日本でなしが食べられ始めたのは弥生時代とされていて、登呂遺跡などから多数食用にされたとされる根拠の種子などが見つかっているそうです。
初めて文献に登場するのは「日本書記」であり、梨の栽培技術が描かれているそうです。
梨は和なし、中国なし、洋なしの３種類あります。
和なしは中国を原産として中国や朝鮮半島、日本の本州、四国、九州に生育している野生種のヤマナシを基本とした栽培品種群です。
なしの生産量は２００１年までは鳥取県の「二十世紀」が１位でしたが、「幸水」や「豊水」という甘味が強くて大衆受けする味のなしが登場して人気を奪われ、現在は「幸水」が１位となっています。
なしという名前の語源には諸説ありますが、江戸時代の学者の新井白石は中心部ほど酸味が強い事から「中酸(なす)」が転じてなしとなったと述べています。
なしという名前が「無し」に通じる事から、家の庭に植えるのが縁起が悪いので避けられたりするのですが、逆に「無し」という意味を用いて、盗難に遭わないように家の建材になしを用いたり、鬼門の方角になしを植える事で「鬼門無し」とするなど、縁起の良い使われ方に利用する方法も存在するそうです。
