今日は何の日?
6月5日は熱気球記念日~!
1783年のこの日、フランス・パリでモンゴルフィエ兄弟が世界で初めて熱気球の飛行実験に成功しました。
その10日後には同じフランスでシャルル教授による水素ガス気球が飛行に成功しています。
日本でも1973年に日本熱気球連盟(日本気球連盟)が設立されています。
熱気球は、球皮(エンベロープ)と呼ばれる袋の中の空気を下部に取り付けたバーナー等で熱し、外気と比べて比重が軽くなる事で生じる浮力で浮揚します。
バーナーの火力の調整による上昇・下降のみが可能で、水平方向の移動は風まかせなんだそうです。
しかし、風の向きと強さは高度によって異なるため、進みたい方向の風を想定して調整することである程度は水平方向の移動を選べるそうです。
熱気球は古くは諸葛亮が天灯と呼ばれる熱気球を発明していたという俗説があります。
また有人飛行に限られなければポルトガル人のバルトロメウ・デ・グズマンが、モンゴルフィエ兄弟よりも早い1709年に熱気球の実用模型を飛ばすのに成功しています。
しかしこれらは小型で気球というより風船に近い存在でした。
初めて熱気球による初の有人飛行を成功させたのはフランスのモンゴルフィエ兄弟で、二人は煙突から立ち上る煙を見て温めた気体を袋に詰め空を飛ぶというアイデアを思い付いたと言われています。
暖炉の煙を紙袋に詰めて実験して自分達の理論が正しい事を確かめた後、より大きい袋を作成し1783年6月5日に無人での飛行に成功しました。
同年9月19日にはベルサイユ宮殿でルイ16世やマリー・アントワネットの前で動物を乗せたデモンストレーション飛行を成功。
さらに同年11月21日にピラトール・ド・ロジェとフランソワ・ダルランド侯爵の二人を乗せた有人飛行に成功しました。