今日は何の日?
5月3日は憲法記念日~!
1947年のこの日、マッカーサーの指令で草案が起草された日本国憲法が施行されました。これを記念して1948年7月公布・施行の祝日法によって制定され国民の祝日となりました。
日本国憲法は1946年11月3日に公布され、半年の準備期間を経て翌1947年5月3日から施工されました。
前文と11章103条の本文で構成されていて、「国民主権」「戦争放棄」「基本的人権の尊重」を基本理念としています。
公布日の11月3日は、日本国憲法が平和と文化を重視している事から11月3日は「文化の日」となっています。
日本国憲法はアメリカが作った憲法だと言われます。日本国憲法なのにアメリカ?と思いますが、何故アメリカが作ったと言われるのでしょうか?
大日本帝国憲法は戦争の影響で独裁的な憲法のイメージがありました。「国民の基本的人権は、天皇から与えられた権利」となっていました。
大日本帝国憲法が変わるきっかけは1945年の敗戦で、敗戦後にマッカーサーが日本を立て直すためにやって来ました。そこでマッカーサーは天皇主権ではなく民主主義の憲法を作ろうと憲法改正を指示します。
これにより政府や各政党による新しい憲法案の会議が始まりました。
その後、1946年2月1日に毎日新聞社が大日本帝国憲法に変わる新しい憲法案をスクープし新聞記事にしたのですが、新憲法案は大日本帝国憲法と内容がほとんど変わっていませんでした。
この記事の事を知ったマッカーサーは憲法がほとんど変わっていないことに激怒して、自分が憲法を考える事を決意します。
そして、マッカーサーが独自の憲法案を作りました。これが「マッカーサー草案」です。
このマッカーサー草案が日本国憲法のベースとなったために日本国憲法はアメリカが作った憲法と言われるようになったのです。