今日はヘリコプターの日~!
全日本航空事業連合会が1986年に制定しました。
ヘリコプターの原理を考え出したレオナルド・ダ・ビンチの誕生日が1452年のこの日のため、それにちなんでいます。
ヘリコプターを第二の空の足として認識してもらうことを目的としているそうです。
ヘリコプターは何故飛ぶのか?この理由は飛行機や竹とんぼなどと同じ仕組みです。
物が空を飛ぶためには揚力という力が必要です。飛行機の翼やヘリコプターのプロペラのような薄板を流体中(流体は気体や液体の総称です)で動かす時に、進行方向に対して垂直・上向きに働く力です。
揚力を作るには薄板を使って板を傾ける事で作る事が出来ます。ただ傾け過ぎてしまうと飛ぶことが出来る揚力が十分に得られなくなってしまいます。
傾けていくと揚力はどんどん大きくなっていきますが、ある角度から揚力より抗力が強くなってしまい揚力が弱くなっていってしまいます。なので飛びやすい角度を見つける事が必要になります。
プロペラが回り何度も風を切る事でヘリコプターは飛び続ける事が出来るのです。
ただこのままだとプロペラと一緒に機体も一緒にグルグル回ってしまう事になります。竹とんぼも回すと下の棒が一緒にグルグル回って飛んで行きますよね。
ヘリコプターはこれを防ぐために尾部に装置が設置されていて、機体が回転する方向とは逆方向に空気や圧力を噴射して機体の回転を防いでいるのです。
そこで問題になってくるのがアニメの話になりますが、ドラえもんに出てくるタケコプターですね。
タケコプターは竹とんぼのようにプロペラが付いているだけなので、これを付けた人間はタケコプターと一緒にグルグル回転してしまう事になります。人間がすっ飛ばされるか、頭が取れちゃうといったスプラッターな状況になってしまいますね。
そもそも頭より小さいプロペラだと空を飛ぶのに十分な揚力を得られないので飛ぶことが出来ないみたいです。
しかし、タケコプターは揚力を作り出しているのでは無く、プロペラを回転させて反重力を生み出して空を飛んでいるという設定のようです。さすが未来の世界の秘密道具ですね。
タケコプターを実現するにはまだまだ夢のまた夢の話のようです。