こうですか?わかりません

日々の出来事や好きな事、LINEマンガにアップするマンガなど書いてます。

2月13日は苗字制定記念日

 

f:id:yuru-ppo:20180212231148p:plain

 

今日は何の日?

2月13日は苗字制定記念日

 

1875年のこの日、明治政府が「平民苗字必称義務令」という太政官布告を出し、すべての国民に姓を名乗ることを義務附けました。


江戸時代、苗字を使っていたのは貴族と武士だけでしたが、明治3年9月19日(1870年10月13日)に出された「平民苗字許可令」により、平民も苗字を持つことが許されていした。

 

 

平民苗字必称義務令(へいみんみょうじひっしょうぎむれい)は、日本の法令です(明治8年太政官布告第22号)。


1875年2月13日公布。すべての国民に苗字(名字・姓)を名乗ることを義務付けました。

 

江戸時代まで、日本において公的に苗字を使用したのは、原則として、公家及び武士などの支配階層に限られ、一種の特権とされていました。


明治維新により、従来の身分制度の再編が図られ、明治3年9月19日(1870年10月13日)に「平民苗字許可令」(明治3年太政官布告第608号)が定められました。


この布告では初めて「平民」の語を用いて、華族及び士族(この両者は公家・武士の家柄がほとんどです)に属さない平民に「苗字」の使用を許しました。


しかし、当時の国民(平民)は明治新政府を信用しておらず、苗字を附けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒し、なかなか苗字を名乗ろうとしませんでした。


そこで明治政府は、1874年の佐賀の乱を力で鎮圧するなど強権政府であることを誇示した上で、1875年に改めて名字の使用を義務づける「苗字必称義務令」を断行しました。

 

本令では、苗字を称える(唱える)ことを義務づけ、「祖先以來苗字不分明ノ向」は新たに苗字を設けることとしました。

 

 

1875年2月13日に平民苗字必称義務令が出されたことから、2月13日を「苗字制定記念日」といいます。


また、明治3年9月19日(1870年10月13日)に平民苗字許可令が出されたことから、9月19日は「苗字の日」とされています。

 

なお、仏教の僧侶は本来は俗縁を絶って出家した身であることから戒名を出家前の姓(俗姓)に続けて名乗ることはありませんでしたが、平民苗字必称義務令の際に僧侶が例外とされることはなかったため、現在に至るまで日本の僧侶は俗姓に戒名を続けて名乗っています(江戸時代までの慣習に従えば、たとえば有馬家の出身で僧侶になって頼底と名乗った有馬頼底であればただ「頼底」と名乗ることになります)。