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10月18日はフラフープの日

 

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今日は何の日?

10月18日はフラフープの日

 

1950年代の後半、一世を風靡したフラフープが1958年のこの日、日本で初めて発売されました。

 

 

フラフープは、直径1mほどのプラスティック製などの素材の輪で、輪の中に入った人が腰などを振って回転させるための輪です。

フラダンスのように腰を動かしてフープを回すので、フラフープと命名されました。

腰以外にも首・腕・足などを使い体の各部位で回して楽しみます。

 


商標名、登録商標であるためにフラフープということばは主に現代アメリカでは使用されず、フープと呼称するのが通常です。

それに伴い、フープをまわすことをフーピングと言い、フラフープで技を行う人をフーパーと呼びます。


遊具としての使用が主流ですが、近年、パフォーマンスや競技、ダイエット用品として使用されています。

 

 

フラフープの起源は不明だそうです。しかし、約3000年前の古代エジプトではブドウの蔦で作られた輪を棒で地面の上を転がしていたこと、古代ギリシャでは体重を落とすためにフープ状の物の使用が推奨されていたことが判明しています。


歴史を通して世界中の子供たちがいろいろな輪を使い、回したり転がしたり(輪回し)、投げたりして遊んだりしていました。


14世紀に入ってイギリスでは「フーピング」が流行しました。


18世紀前半にハワイを訪れた船乗りがフラダンスとフーピングの間に類似点があることに気付き「フラ」という言葉を「フープ」に付け加え、フラフープという言葉を作りました。

 


1957年に、フラフープは玩具会社"Wham-O"の創設者であるRichard KnerrとArthur Melinの2人によって再開発されました。

この2人は1948年にロサンゼルスのガレージから出発し、パチンコをWham-Oとして市場に出しました。


フラフープのアイデア自体は、オーストラリアを旅行したあるカリフォルニアの人物がKnerrとMelinに、オーストラリアでは体育の授業で竹でできたフープを子供たちが腰で回していたことを話したことがきっかけでした。


KnerrとMelinは数千年以上も親しまれ続けてきたフープに対する特許を取ることは、再開発されて素材も変わっていたとしても、独創性の特許の要件を満たしていないということで許可されませんでした。


しかし「フラフープ」という登録商標により彼らの開発商品は守られ、商品名はほとんどの子供たちが他社のプラスティック製フープに全く興味を示さないほど流行しました。


1958年にフラフープが発売された後、Wham-O社は2年間に1億本を売り上げました。
フラフープの流行後、Wham-O社は「フリスビー」の発売で再び幸運を見出しています。

 

1958年にアメリカで大流行したことを受けて、同年10月18日に東京都の各デパートで一斉に販売が開始されました。


積水化学のポリエチレン管をアメリカの会社が加工して輸入したもので、価格は大人向けが270円で子供向けが200円。

 

日産2万本のフラフープは、1ヶ月で80万本売り上げました。
販売される店には行列ができ、日本中で爆発的に売れて一大ブームを起こしました。


人気のために品薄になり、マルサンなど他社も参入し、小売店が独自にポリエチレンのホースを繋げたものを150円で売ることもありました。


フラフープは美容と健康によいと宣伝されたこともあり、子供ばかりでなく大人もこの遊びに参加して、競技大会も開催されました。

 


しかし、11月18日にフラフープ使用によるとされる胃穿孔で重態になる事件が起き、横浜市と神戸市でも同日に路上のフラフープで遊んでいた子供が交通事故に遭って警察庁もこれを問題視。


さらに21日には千葉県で少年3人が腸捻転など内臓障害になったことから、千葉県東金市立東金小学校が小学校が11月22日に児童にフラフープ禁止令を出しました。


宮城県でも教育委員会が警告を出し、厚生省もフラフープと健康障害への影響を検討することになり、ブームは急速に沈静化。

40日足らずで1958年の日本のフラフープブームは終焉しました。


しかし後日、これらの症状とフラフープの因果関係は科学的に否定されています。

 

 

フラフープの世界記録としては、当時8歳のメリー・ジェーン・フリーズが1976年8月19日に行われたフーピング持久力コンテストにおいて10時間47分で勝利した記録が残っています。


1987年4月2日から6日まで、90時間を回し続けたアメリカのロサン・ローズが保持しています。


最も同時にたくさんフープを回した記録として2005年6月4日オーストラリアのカレーナ・オーツが100本のフープを同時に回しました。


最大のフープを完璧に回したのは、2005年の9月アメリカのアシュリタ・フォアマンが15.3メートルの円周のフープ(直径4.87メートル)を回しました。


2000年10月28日には台湾のチャン・チェンスタジアムで2290人が最低2分間フラフープを同時に回した記録があります。


フラフープの世界記録は辻希美、加護亜依も所持していたころがあり、円周12.8mのフラフープを30秒間回してギネスブック2005年版に掲載されました。