今日は何の日?
9月30日はくるみの日
く(9)るみ(3)はまるい(0)の語呂合わせから、長野県東御市などのくるみの愛好家が記念日として制定しました。
また、この時期はくるみが出荷されて出回りはじめる時期にあたるため、それも「くるみの日」を制定した由来になっているそうです。
くるみの食材としての素晴らしさや、用途の広さのアピールをする目的のためだとされています。
くるみの生産はアメリカ・カルフォルニア州と中国がほとんどです。
日本では長野県東御市がくるみの生産量日本一なんだそうです。
食用としての利用は古く、紀元前7000年前から人類が食用としていたと言われています。
日本では縄文時代から種実の出土事例があり、オニグルミを中心に食料として利用されていたと考えられています。
実から採れる油は食用にされる他、乾性油であるため木工製品の仕上げ用や油絵具の成分として使われています。
アメリカでは子孫繁栄の意味を込めて、結婚式の際にくるみを撒く習慣があります。
非常に硬く簡単には割れないため、専用のくるみ割り器(クラッカー)もありあます。
なお、くるみ割り人形は、これを人形の頭にして顎にくるみを挟ませ、噛み割るように見せるためのものです。
オニグルミはハンマーを使わないと割れませんが、シナノグルミやヒメグルミは核果同士を縦筋に合わせて手の腹で押したり握り潰せば、容易に割る事が出来ます。
仙台などで「くるみ餅」(くるみゆべし)と言えばくるみ餡で和えた餅を指しますが、堺などにおける「くるみ餅」は植物のくるみではなく、餅や白玉を餡で包む(くるむ)ことが語源であるため、ここで用いられている餡は主に大豆餡で作られ、また枝豆餡で作られることもあります。
木材としては、日本国内でも「ウォールナット」という名称で扱われます。
北アメリカやカナダで産出されており、チークやマホガニーと共に世界三大銘木の1つに数えられています。
1660年から1720年にかけて、ヨーロッパ市場ではイギリスデザインやウォールナット種の製品が大きな人気を博し、ヨーロッパ家具の歴史では「ウォールナットの時代」と呼ばれるほど持てはやされました。
需要の高さから持続的な伐採が行われた結果、資源が枯渇ぎみになり、現代ではくるみ材は高級木材となっています。